【7日まで】「アートウィーク東京」が4日開幕 専用のアートバスが都内の50美術館・ギャラリーをつなぐ

森山泰地個展『木を見て森を見る』(KANA KAWANISHI GALLERYで)

東京都内の美術館やギャラリー計50の会場を、4つのルートのアートバスで巡る現代アートのプロジェクト「アートウィーク東京」が11月4日(木)に始まりました。
東京国立近代美術館、森美術館、アーティゾン美術館、ワタリウム美術館、東京オペラシティ アートギャラリー、東京都写真美術館の美術館6館とギャラリー44軒が参加。11月7日(日)まで。

アートバスは11000円など各種パスの提示でどのルート、どのバスも乗り降り自由で、美術館での割引や特典も受けられます。バスのチケットの購入は、イベント公式サイトへ。

初日にアートバスに乗ってきました

50の美術館・ギャラリーを専用バスで巡る「アートウィーク東京」が11月4日~7日で開催。 東京国立近代美術館、森美術館などが協働。4つのルートを走るバスにもアート作品が”展示”されます。これからバスに乗ってきます!

竹橋の東京国立近代美術館前からアートバスに乗りました。
どうやって乗るのか? どこにバスが止まるのか? と心配でしたが、停車場所と車内にそれぞれスタッフがいるので大丈夫でした。手厚い!

アートバスはマイクロバスで車体の横に共通のマークが描かれています

下町を巡るBコースに乗車中。
結構遠くに来た気がします。

工場を改装した墨田区のギャラリー「無人島プロダクション」では風間サチコ個展が開かれています。50のうち美術館6館以外のギャラリーは入場無料とのこと。

ギャラリーの目の前にバスは停車
風間サチコ個展「ディスリンピアン2021」(無人島プロダクションで)

次に降りたKANA KAWANISHI GALLERY(江東区)では、森山泰地個展を見ました。
アートバスはギャラリーの目の前に停まるので、次のバスが来るまでの時間を気にせず鑑賞できます。
ギャラリーの方にいろいろ解説してもらい、へぇと感じることしきり。

森山泰地個展『木を見て森を見る』(KANA KAWANISHI GALLERYで)

次は別のルートに乗り換えてみます。

しかし、江東区から六本木ヒルズまでは長かった

先ほどスカイツリーの近くを通りましたが、今は東京タワーの近くを同じコースのアートバスが走っています。
3つのルートが集まる六本木駅近くで乗り換えましたが、2ルートを1日でまわりきるのは、難しそうです。ギャラリーの前やすぐそばまでバスが行くため、かなり狭い道を行ったり来たりしました。ふだんは乗り物に酔わない記者も、少し車酔いしてしまいました。
平日でしたが区間によっては車内は意外と混んでいて、場合によっては乗れず、次のバスを待つこともありそうです(15分間隔で運行)。とくに土日はルートを絞った方が良いかもしれません。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

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