【開幕】其一の展覧会初出品作品も 「重要文化財指定記念特別展 鈴木其一・夏秋渓流図屏風」(東京・根津美術館)

鈴木其一筆「夏秋渓流図屏風」の重要文化財指定を記念する特別展「重要文化財指定記念特別展 鈴木其一・夏秋渓流図屏風」が、根津美術館(東京・南青山)で11月3日、開幕する。

鈴木其一(1796~1858)は、言わずと知れた江戸琳派後期の人気絵師。斬新で独創的なその作風は、現代でも人気が高い。今回、重要文化財指定となった傑作「夏秋渓流図屏風」は、岩場を削る水流のある檜の林を確かな現実感をもって描いた画面に、異様な感覚を抱かせる描写が充満する。本展では、この作品が出来上がるまでの過程を、其一の師である酒井抱一をはじめ円山応挙や谷文晁、古い時代の狩野派など琳派以外の画風から紐解いていく。


今回、個人蔵の作品も展示され、その多くが展覧会初出品となる。琳派人気から近年多くの展覧会が開かれているが、本展で初めて出合える其一の作品も見どころのひとつだ。さらには、会期後半には、酒井抱一「夏秋草図屏風」も展示(12月7日~12月19日)。同じ夏秋草を題材としながらも異なるアプローチを見比べ、さらにその中に潜む共通点を探す絶好の機会となるだろう。

本展は事前予約制。会期中展示替えあり、12月19日(日)まで。休館日は毎週月曜日。開館時間は午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)。入館料は一般1500円、学生1200円ほか。アクセスは東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅から徒歩10分。詳しくは根津美術館のホームページ(https://www.nezu-muse.or.jp/)へ。

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