「空也上人と六波羅蜜寺」が東博で来年3月1日に開幕 口から出てくる6体の仏を再現したフィギュアも

東京国立博物館などは11月1日、報道発表会を開き、特別展「空也上人と六波羅蜜寺」を来年3月1日から5月8日まで開催すると発表しました。日本史の教科書でおなじみの、口から6体の小さな仏が飛び出る重要文化財「空也上人(くうやしょうにん)立像」が京都市の六波羅蜜寺の外に出るのは、1973年に東京で開かれた展覧会以来、半世紀ぶりとなります。

報道発表会を取材しました

口から6体の小さな阿弥陀如来が出てくる、教科書でもおなじみ空也上人立像が50年ぶりに東京に!
特別展「空也上人と六波羅蜜寺」が東京国立博物館 本館特別5室で来年3月1日から5月8日まで開催されます。
きょう11月1日に東博で行われた発表会に参加しました。

川崎さん(中央)、皿井さん(左)、みほとけさん(右)

六波羅蜜ろくはらみつ寺(京都市東山区)から出るのは、1973年以来、半世紀ぶり。
同寺の山主さんしゅ川崎純性さんは、毎日、多くの人がお寺を訪れこの像を拝観していることから、お寺の外に出張することに大変悩んだそうです。
ただ、空也上人がおよそ1000年前の951年(平安時代)に、京都で蔓延まんえんした疫病がおさまることを祈って寺(前身となる西光寺)を創建した由来や、来年が没後1050年にあたることから、「コロナ禍の今だからこそ、東京で多くの人に空也上人のことを知ってもらいたいと寺外での出展を決めた」と話していました。

後ろ姿にも注目

続いて、同館学芸研究部平常展調整室長の皿井舞さんが解説。
お寺では見られない、後ろ姿も注目とのこと。衣の裾がごわっとしているのは、鹿の皮を衣にした逸話を反映しているのだとか。

有名な逸話ですが、口から出ているのは、空也上人が「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えると、その声が阿弥陀如来の姿に変じた伝承を立体化したものです。

ファンクラブやフィギュアも

空也上人ファンクラブ」の結成が発表され、公式サポーターにみほとけさんが就任しました。空也上人立像はみほとけさんの「初恋」の仏像だそうです。魅力を語る言葉に、力と愛がこもっていました。


そして、上の写真の中央に小さく写っているのは……。

13センチの空也上人! 海洋堂が制作する初の公式フィギュアです!
価格は現時点で未定ですが、「手に乗せて愛でたい」との気持ちが口から出そうになりました。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

同展の公式サイトはこちら

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