銀座で25年連続個展「菅田友子 日本画展」30日まで、画廊宮坂で

祭りの記憶

埼玉県春日部市在住の日本画家、菅田友子さん(73)の25回目の個展が25日から、東京都中央区銀座の「画廊宮坂」で始まりました。

展覧会名:菅田友子 日本画展
会場:画廊宮坂(東京都中央区銀座7-12-5 銀星ビル4階)
会期:2021年10月25日(月)~2021年10月30日(土)
休館日:会期中無休
開館時間:午前11時~午後6時(最終日は午後5時まで)
入場料:無料
詳しくは同画廊

 菅田さんは武蔵野美大日本画学科卒。数寄屋橋阪急の宣伝部勤務を経て、1975年から子供向けの絵画教室や、はがき絵教室を、自宅やカルチャースクールで開催しています。そのかたわら、特定の団体にも属さずに、1987年から毎年、銀座で個展を自力で開き続け、今年が25回目になりました。

「教えることで、個展開催の費用も賄えるし、生徒さんが見にも来てくれる」と話します。

祭りの記憶

今年のテーマは「ピンク」。日本画材では鈍い発色となり、使いにくい色だといいますが、新しい絵の具を併用して、「気に入った色が出せました。(先生につかず)一人でやるのは不自由にも見えるけれど、自由なところもあります」と笑顔を見せます。

桜の名所、幸手市の権現堂堤を描いた「祭りの記憶」は、ピンクが美しく映え、コロナ禍前の花見を思い起こさせ、終息後への期待も膨らんでくる気がします。

 

独特の「絹絵」の上に書いた「胡蝶蘭」

また紙の上に直接薄い絹を貼るという従来にはない手法の「絹絵」も4点飾っています。

菅田友子さんの右手には孫の写真が3枚並ぶ

 これまでの作品は風景や草花などがほとんどでしたが、201911月に娘方に孫が生まれたのをきっかけに、今回は息子方も含めた孫2人を題材とした人物画も描きました。「人物画は下手で恥ずかしい」と照れますが、お孫さんの元気さが伝わってきます。

 「ここ10年ぐらいは欲が出てきて、やっと2歩、3歩登った感じがします。細々でも体が動く限り続けていきたい」と目を輝かせます。25年目も通過点のようです。(読売新聞美術展ナビ編集班 若水浩)

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