週末いきたい! 骨喰藤四郎、村正、ニッカリ青江 「刀剣」がきらめく美術館の展覧会4選

いま、刀剣(日本刀)がブームです。人気ゲームをきっかけに広まった盛り上がりは一過性でなく、美術鑑賞の人気ジャンルとして定着してきた趣きがあります。名のある刀剣を展示する全国の美術展・展覧会を紹介します。
「刀剣 もののふの心」(サントリー美術館)
9月15日にサントリー美術館(東京・六本木)で開幕した今展は、名物膝丸・薄緑(大覚寺)、名物義元左文字(建勲神社)、名物骨喰藤四郎(豊国神社)が通期展示されているほか、10月6日からは名物秋田藤四郎(京都国立博物館)が展示されています。会期は10月31日まで。
【開幕】義元左文字、膝丸、骨喰藤四郎が一堂に「刀剣 もののふの心」サントリー美術館で10月31日まで
10月6日から秋田藤四郎が見参!「刀剣 もののふの心」(サントリー美術館)で膝丸、義元左文字、骨喰藤四郎とそろい踏み
「『刀』―刀剣を愛でる―」展(香雪美術館)
朝日新聞社の創業者・村山龍平(1850~1933)が集めた古美術コレクションから、刀剣をテーマにした「『刀』―刀剣を愛でる―」展が11月3日まで香雪美術館(神戸市)で開かれています。茶道具で知られる村山コレクション。甲冑などの武具の一部として展示はされていたが、「刀」というテーマでまとまって展示されるのは、実はこれが初めて。これまであまり知られていない「村正」も展示されています。
「『刀』―刀剣を愛でる―」展(香雪美術館)朝日新聞創業者の村山龍平が集めた日本刀の輝き
「名刀見参ー京極家の宝刀ニッカリ青江公開ー」(丸亀市立資料館)
ゲームでも人気の「ニッカリ青江」を公開する企画展「名刀見参ー京極家の宝刀ニッカリ青江公開ー」が10月16日から香川県の丸亀市立資料館で始まりました。11月21日まで。

国宝 福岡一文字吉房など (東京国立博物館)
東京国立博物館の総合文化展(常設展)では、国宝「福岡一文字吉房」、国宝「来国光」、国宝「相州貞宗(名物 亀甲貞宗)」が11月7日まで展示されています。11月9日からはゲームでも人気の国宝「三条宗近(名物 三日月宗近)」などが展示されます。