――最先端の芸術を「あいち」から発信 国際芸術祭「あいち2022」 来年7月開幕

国際芸術祭「あいち2022」
会期:2022年7月30日(土)~10月10日(月・祝)
会場:愛知芸術文化センター、有松地区(名古屋市)、一宮市、常滑市

「あいち」の国際芸術祭は、2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の芸術祭だ。今回が5回目で、国内外から多数のアーティストが参加。現代美術を基軸としながら、演劇、音楽、ダンスなどのパフォーミングアーツも実施。ジャンルを横断した最先端の芸術を発信する。

ホダー・アフシャール《リメイン》2018 ⓒthe artist and Milani Gallery

今回のテーマ「STILL ALIVE」は、愛知県出身のコンセプチュアル・アーティスト、河原温が1970年代以降、電報で自身の生存を発信し続けた《I Am Still Alive》シリーズに着想を得ている。「STILL ALIVE」という言葉を多角的に解釈し、過去、現在、未来の時間軸を行き来しながら愛知県の歴史、地場産業、伝統文化の再発見や、生きることの意味などを考えるものだ。また、ロゴに含まれるハートの形は、愛知県の形状と、「生きる」ことを象徴する心臓のイメージからインスパイアされたものだ。

リリアナ・アングロ・コルテス《Un negro es un negro》「Porters Wigs」シリーズ 1997-2001 Courtesy of the artist

「あいち2022」では、現代美術の源流を再訪するとともに、類型化されてきた領域の狭間にも注目する。中でも世界の現代芸術の底流をなすコンセプチュアル・アート、文字を使った美術表現やポエトリー、現代美術とパフォーミングアーツを横断する表現などに光を当てる。さらに多様なラーニング・プログラムを通じ、「あいち2022」を不確かさや未知の世界、多様な価値観、圧倒的な美しさと出会う場と考える。

ケイト・クーパー《インフェクション・ドライバーズ》2018 Image Courtesy of the Artist

芸術監督は、片岡真実・森美術館館長。現在発表されている参加アーティストは、イラン生まれでオーストラリアを拠点とするホダー・アフシャール、コロンビア生まれのリリアナ・アングロ・コルテス、リバプール生まれで英国とオランダを拠点とするケイト・クーパー、大阪生まれで大阪と沖縄を拠点とする遠藤薫、大阪生まれでドイツを拠点とする塩田千春ら。最新情報は公式サイト(https://aichitriennale.jp/)で確認を。

遠藤薫《閃光と落下傘》2020、国際芸術センター青森 Photo:Delphine Padori
塩田千春《不確かな旅》 2016/2019 個展「魂がふるえる」森美術館、東京 Photo:Sunhi Mang Courtesy of Mori Art Museum ⓒJASPAR,Tokyo,2021 and Chiharu Shiota

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