【次回のぶら美】川端龍子と現代の人気作家が共演! 大田区立龍子記念館 10月19日放送

★第387回 大田区立龍子記念館「川端龍子VS.高橋龍太郎コレクションー会田誠・鴻池朋子・天明屋尚・山口晃ー」

~戦争画から武者絵、仏像画まで  龍子作品に共鳴する現代作家が夢の共演!~

★10月19日(火)よる8時放送 番組ホームページ

まずは東京・大田区にある「大森 海苔のふるさと館」へ。現在の大田区にあたる海岸では江戸時代の中ごろから海苔養殖が行われ、日本の海苔養殖の始まりとも言われています。ここで取れた海苔は、“浅草海苔”の名称で、味・量とも日本一を誇りました。養殖は昭和38年まで続いたといいます。ぶらぶら一行は、国の重要有形民俗文化財に指定されている貴重な「海苔船」や、取ってきた海苔を加工する「海苔付け場」を再現した部屋を見学します。

続いて、大田区立龍子記念館へ。近代日本画の巨匠・川端龍子と、今注目の4人の現代作家のコラボレーション企画展「川端龍子 VS. 高橋龍太郎コレクション ―会田誠・鴻池朋子・天明屋尚・山口晃―」を開催しています。記念館所蔵の龍子の代表作と、日本屈指の現代アートのコレクター・高橋龍太郎氏のコレクションから、展覧会の監修者・山下裕二先生が厳選した現代作家の名作が並びます。龍子作品と現代アートのテーマが呼応・共鳴するような展示です。


会場に入るとまず目に入るのは、幅7メートル超の龍子の大型作品「香炉峰」。そこに並ぶのは、現代作家・会田誠の代表作「紐育空爆之図(戦争画RETURNS)」。新旧の作家が戦闘機をモチーフに描き出した世界です。


また、龍子の武者絵「源義経(ジンギスカン)」に並ぶのは、山口晃の、一部が機械になった武人を描いた「五武人圖」。そして、龍子の自宅に納められていた仏像「十一面観音菩薩立像」と天明屋尚の「ネオ千手観音」が並ぶなど、共通点のある主題をもつ作品を見比べて感じることができるのです。


解説は、本展監修者でもある山下裕二先生。ここに登場する現代作家たちを無名の頃から見続けてきた山下先生ならではの秘話・エピソードもてんこ盛り!
川端龍子の凄さのみならず、日本の現代作家の実力も体感できる企画展です。

同展について詳しくは大田区立龍子記念館のホームページ(https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi)へ。会期は11月7日(日)まで。

(読売新聞美術展ナビ編集班)

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