【新刊】『教養として知っておきたい 名画BEST100』(永岡書店)が出版 自分なりのベストを作る参考に

名画BEST100

古今東西の有名な100の絵画が一覧できる便利な本『教養として知っておきたい 名画BEST100』が永岡書店から刊行されました。

美術作品に順位はつけられないかもしれない。しかし、自分の好きなベストを考えるときに、カラー画像付きの100のリストがあるのは助けになりそうです。

試みに、この本のベスト10を、五十音順に並び替えて紹介してみます。

  • 『赤・青・黄のコンポジション』モンドリアン
  • 『ヴィーナスの誕生』ボッティチェリ
  • 『燕子花図屏風』尾形光琳
  • 『神奈川沖浪裏』葛飾北斎
  • 『記憶の固執』ダリ
  • 『牛乳を注ぐ女』フェルメール
  • 『叫び』ムンク
  • 『ひまわり』ゴッホ
  • 『風神雷神図屏風』俵屋宗達
  • 『モナリザ』ダ・ヴィンチ

どれが1位なのか? どれを1位にしようか?

正解が存在するわけではありません。本書での順位や解説も参考に、読者が自分の好きなようにベスト10なり、ベスト100なりを作りあげていくことができます。 

ルノワールは26位
69位と70位

永岡書店編集部の大宮今日子さんは、こう話しています。
 この世で一番の絵って何だろう? この本はこんな単純な疑問から生まれました。広大で深淵、そして主観で楽しむのが絵画の世界そこに順位を付けるという企画自体がナンセンスかもしれません。しかしランキングを進めるにあたり順位の根拠を追求していくと、各作品の今まで目にしたことのない表情が現れました。自分だったらこの絵はなん位だ?この作者の絵はなん位だろう? そんな議論や考察を楽しむきっかけになる一冊です。 

絵画の楽しみ方の指南も

監修はキュレーターの山内舞子さん。執筆は、齋藤久嗣(かるび)さん、畠山明菜(明菜)さん、ヴェルデさんの美術ライター3人。定価1650円。購入は書店や、永岡書店のHPから各オンライン書店で。

(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)