【新刊】『教養として知っておきたい 名画BEST100』(永岡書店)が出版 自分なりのベストを作る参考に

古今東西の有名な100の絵画が一覧できる便利な本『教養として知っておきたい 名画BEST100』が永岡書店から刊行されました。
美術作品に順位はつけられないかもしれない。しかし、自分の好きなベストを考えるときに、カラー画像付きの100のリストがあるのは助けになりそうです。
試みに、この本のベスト10を、五十音順に並び替えて紹介してみます。
- 『赤・青・黄のコンポジション』モンドリアン
- 『ヴィーナスの誕生』ボッティチェリ
- 『燕子花図屏風』尾形光琳
- 『神奈川沖浪裏』葛飾北斎
- 『記憶の固執』ダリ
- 『牛乳を注ぐ女』フェルメール
- 『叫び』ムンク
- 『ひまわり』ゴッホ
- 『風神雷神図屏風』俵屋宗達
- 『モナリザ』ダ・ヴィンチ
どれが1位なのか? どれを1位にしようか?
正解が存在するわけではありません。本書での順位や解説も参考に、読者が自分の好きなようにベスト10なり、ベスト100なりを作りあげていくことができます。


永岡書店編集部の大宮今日子さんは、こう話しています。
この世で“一番”の絵って何だろう? この本はこんな単純な疑問から生まれました。広大で深淵、そして主観で楽しむのが絵画の世界…そこに順位を付けるという企画自体がナンセンスかもしれません。しかしランキングを進めるにあたり順位の“根拠”を追求していくと、各作品の今まで目にしたことのない表情が現れました。自分だったらこの絵はなん位だ?この作者の絵はなん位だろう? そんな議論や考察を楽しむきっかけになる一冊です。

監修はキュレーターの山内舞子さん。執筆は、齋藤久嗣(かるび)さん、畠山明菜(明菜)さん、ヴェルデさんの美術ライター3人。定価1650円。購入は書店や、永岡書店のHPから各オンライン書店で。
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)