【開幕】義元左文字、膝丸、骨喰藤四郎が一堂に「刀剣 もののふの心」サントリー美術館で10月31日まで

「刀剣 もののふの心」が9月15日、サントリー美術館(東京・六本木)で開幕する。名物膝丸・薄緑(大覚寺)、名物義元左文字(建勲神社)、名物骨喰藤四郎(豊国神社)が通期展示されるほか、名物秋田藤四郎(京都国立博物館)も10月6日から展示される。会期は10月31日まで。
サントリー美術館 開館60周年記念展 「刀剣 もののふの心」 |
会期 2021年9月15日(水)~10月31日(日) |
会場 サントリー美術館(東京・六本木、東京ミッドタウン内) |
東京メトロ・都営地下鉄六本木駅から直結。東京メトロ千代田線乃木坂駅から徒歩3分 |
入館料 一般1700円、大学・高校生1200円 |
会期中展示替えあり。詳細は展覧会のHPで |
開幕前日の内覧会ルポ
あす9月15日(水)からサントリー美術館(六本木)で始まる「刀剣 もののふの心」展。内覧会に伺ってます。どうです!この「名物義元左文字」の妖しくも美しい輝き。真後ろの胴丸と兜は、この刀を桶狭間で義元から奪取したとされる信長所用と伝わります。歴史の重みを体感できる展示です。

こちらも重要文化財。源氏の重宝と伝わる「名物膝丸・薄緑」。もののふたちの美意識が伝わってきます。

豊臣家ゆかりの「骨喰藤四郎」は、夭折した豊臣秀吉の息子・棄丸所用の小形の武具とともに展示されています。

刀剣というと戦闘ばかり連想しがちですが、邪気を払うものとして祭礼とも深く繋がっています。祇園祭の山鉾巡行に欠かせない長刀、八坂神社の見事な太刀なども見応えあります。


刀剣にまつわる絵画の展示も充実。修復を経た酒伝童子絵巻、国芳の武者絵など大変に状態が良くて鮮やか。刀剣のイメージを生き生きと伝えてくれます。


グッズも充実。「刀剣乱舞-ONLINE-」とコラボしたトートやポストカード、除菌スプレーなど多彩です。
(読売新聞美術展ナビ編集班 岡部匡志)
主な出品作品などは、プレビュー「刀剣 もののふの心」義元左文字、膝丸、骨喰藤四郎など名刀がサントリー美術館に集結 9月15日から をご覧下さい。
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