企画展に合わせた調査で新発見、宇喜多直家・秀家の戦国時代の文書(岡山県高梁市歴史美術館)

新たに発見された宇喜多秀家書状

岡山ゆかりの戦国武将・宇喜多氏について、これまで知られていない古文書3通が、岡山県高梁市歴史美術館で開催中の企画展「新収蔵品展~歴美のNEWCOMER~」に合わせた調査で発見された。

3点は、9月6日まで開かれている同展で展示されており、8月28日(土)には、10時から12時、13時から15時の間に、調査を担当した職員が解説する。(※緊急事態宣言発令中の都道府県および蔓延防止法発令中の市町村からの来館はご遠慮ください)

見つかった文書3点は、備中(岡山県)松山藩士の芦田家にまつわる「芦田家関係資料」に含まれていた。

天正3年(1575年)7月12日付けとみられる書状では、当時、岡山城主だった宇喜多直家(1529~81年)は主君だった浦上宗景うらがみむねかげと対立。芦田氏が直家に属し籠城し、浦上勢の攻撃に防戦していたことがわかるという。

天正12年(1584年)5月4日付けとみられる書状では、直家の死後、あとをついだ宇喜多秀家(1572~1655年)が芦田氏にあてた文書で、羽柴(豊臣)秀吉についた宇喜多秀家方の芦田氏が、最後まで毛利氏に属した中村氏が立て籠もる岩屋城(岡山県津山市)を包囲した戦いの様子がわかるという。

戦国の梟雄と言われる宇喜多直家だが、発給した文書はこれまで約20通しか確認されておらず、非常に貴重な発見という。地元ゆかりの資料を丹念に調査したことで生まれた成果だ。

新発見の古文書3点の展示の様子

企画展の詳細は同館のHPで。

(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

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