【開幕】「東京こだわりの風景画展~東京の絵よいつまでも~Final」(丸善・丸の内本店)

東京をテーマにさまざまな作家の絵画作品が並ぶ「東京こだわりの風景画展~東京の絵よいつまでも~Final」が8月11日、丸善・丸の内本店4Fギャラリーで始まった。8月17日まで。入場無料。
1999年(平成11年)8月、丸善創業130周年記念として丸善日本橋店で第1回「東京を描く画家たち展」が催され、その後、毎夏の企画として会場を途中から丸の内本店に移して、今回で23回目(22回はコロナ禍のため昨夏の開催が今年1月に延期した)を迎えた。今回で一区切りとし、最終回となる。今回は22人が出品している。
「東京こだわりの風景画展~東京の絵よいつまでも~Final」 |
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会期 2021年8月11日(水)~8月17日(火) |
会場:丸善・丸の内本店4Fギャラリー(東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ内)JR東京駅丸の内北口徒歩1分 |
時間 午前9時~午後9時(最終日は午後4時閉場) |
入場 無料 |
開幕日に会場を取材しました
「東京こだわりの風景画展~東京の絵よいつまでも~Final」が8月11日、丸善・丸の内本店4Fギャラリーで始まりました。入場無料、17日まで。
東京に住む人は帰省先がない人も多く、意外と知らない東京を再発見しようと、1999年から毎年8月に開催され、今回の23回で最終回を迎えます。→(続 pic.twitter.com/QWYKAbQyql— 美術展ナビ (@art_ex_japan) August 11, 2021
水彩・油彩、ペン画から屏風絵まで、さまざまな画法の作家による「東京」が並んでいます。
会場にいらっしゃった作家の方にお話を聞きました。→(続 pic.twitter.com/bplclpUICe— 美術展ナビ (@art_ex_japan) August 11, 2021
墨彩画の須貝仁さん。
竹ペンと墨による強弱と濃淡が特徴で、「形よりも、音や温度、気持ちを描いている」そうです。
五輪中に描いた新作<アサヒビール「金のオブジェ」>は、高速道路がマラソンランナーに、空が金色に、心の中で見えた、とのこと。→(続 pic.twitter.com/T3eNVdDXEl— 美術展ナビ (@art_ex_japan) August 11, 2021
ペン画の杉山浩一さんは、父の杉山八郎氏(故人)から2代にわたる参加。
<季節料理・すみれ>など、根津や神田などの東京の下町を線画で表現。
今回が最終回と聞き、丸善のある建物<感謝・丸善丸の内オアゾ>を新作で描きました。→(続 pic.twitter.com/FFSuAfZSHW— 美術展ナビ (@art_ex_japan) August 11, 2021
透明感のある水彩画の青木美和さんは「画法が違うと同じ場所を描いても、これだけ違うんだと見ていて面白い」と話します。
コロナ禍の上野不忍池を青木さんが描いた<揺れて待つ>は、透明絵の具で描かれた逆光が希望を示しているかのようです。→(続 pic.twitter.com/xTlhbs7o4Y— 美術展ナビ (@art_ex_japan) August 11, 2021
書店の丸善内で開かれているので、関連の本や画材もたくさん販売され、まるでミュージアムショップ!
青木美和さんは自著を手に、「絵を見て『水彩を描きたい』という方が多くいらっしゃる。そのときに本を薦めたり、画材も買えたりするのは、画廊ではなかなか無いことですね」と笑顔でした。 pic.twitter.com/mTl3gmVmZW— 美術展ナビ (@art_ex_japan) August 11, 2021
(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)