【開催中】隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則(東京国立近代美術館)

日本を代表する建築家・隈研吾さんの世界を、隈さん独自の5原則で紹介する「隈研吾展 新しい公共性をつくるための🐱の5原則」が6月18日、東京国立近代美術館で始まった。

隈研吾さん(右)と保坂健二朗さん(左)©Kioku Keizo

開幕前日の17日には記者内見会が行われ、隈研吾さんやゲストキュレーターで現在は滋賀県立美術館ディレクターを務める保坂健二朗さんも来場した。

「アオーレ長岡」(2012)の模型

第1会場では、「孔(あな)」「粒子」「斜め」「やわらかい」「時間」の5原則ごとに、隈さんの建築作品68件を模型や映像作品で伝える。

ネコの動きを立体的にトレースした模型。「東京計画2020 ネコちゃん建築の5656原則」の展示から

第2会場は、入場無料ゾーンで、「復興と建築をめぐるインタビュー」と題したインタビュー映像や、今回発表された「東京計画2020(ニャンニャン) ネコちゃん建築の5656(ゴロゴロ)原則」を展示。後者は、東京・神楽坂の半野良のネコ2匹の生態を、デザイン・イノベーション・ファームTakramと協働してリサーチ。これからの建築や都市など、人間の集まる場所のあり方をネコの目線に立って問い直す試みだ。

なぜネコなのか? 本人が解説

美術展ナビが取材した内覧会(17日)のツイート。

 

(読売新聞デジタルコンテンツ部 岡本公樹)

展覧会名:隈研吾展 新しい公共性をつくるための🐱の5原則
会期:2021年6月18日(金)~9月26日(日) 休館日:月曜日(ただし7月26日、8月2日、9日、30日、9月20日は開館)、8月10日(火)、9月21日(火)
会場:東京国立近代美術館1F 企画展ギャラリー(東京都千代田区、東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分)
観覧料:⼀般1,300円、大学生 800円

展覧会の公式サイト


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