【開幕】フランス近代風景画の展開をたどる 「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」(東京・SOMPO美術館)

フランスの近代風景画をたどる展覧会「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」が、SOMPO美術館で開幕した。

フランス、シャンパーニュ地方にあるランス美術館は、フランス国内ではルーヴル美術館に次いでコロー作品を多く所蔵するなど、19世紀の風景画が充実している。本展は、同館コレクションの選りすぐりの名品から、印象派でひとつの頂点に達するフランス近代風景画の展開をたどる。

19世紀初頭に成立した「風景画」。戸外制作を積極的に行った画家たちの眼差しを通してとらえられた各地の自然は、生き生きと、実に様々に表現されていった。

次第に色彩豊かに、時代背景や新たな素材の発明とともに飛躍的に発展をしていく。ミシャロン、ベルタン、コロー、クールベ、バルビゾン派、ブーダン、そしてルノワール、モネ、ピサロら19世紀の巨匠たちによる油彩、版画など約80点を通じ、風景画の歴史を展観できる展覧会。

本展は事前予約優先、9月12日まで。
【内覧会の美術展ナビのツイート】
あす開幕の「風景画のはじまり コローから印象派へ」展(新宿・SOMPO美術館)。内覧会に伺いました。19世紀の始まりから20世紀初めまで、約100年のフランス風景画の移り変わりを振り返ります。このジャンル好きにはたまりません💕→(続 pic.twitter.com/OKXcg4kgCR
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) June 24, 2021
コローやルソー、アルピニー、ブーダンなど印象派に先立つ風景画の達人たちに惹かれます。描写は繊細、劇的でもあって見応えあります〜。→(続 pic.twitter.com/wzQyIqLkN6
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) June 24, 2021
風景画の広まりに不可欠だった画材の進歩や、版画の発展の展示も興味深いです。チューブ入り絵具なんて今とほとんど変わらない形でした。鉄道の発達など含めて技術革新が表現のあり方も変えていくのは、昔も今もおなじなんですね。→(続 pic.twitter.com/VZAF3E8fVt
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) June 24, 2021
人気のモネやルノワール、ピサロ、シスレーらも見られます。長期改修中の仏ランス美術館のコレクションで去年から各地を巡回中。お近くで開催の際はぜひ。→(続 pic.twitter.com/Em7D59t5u2
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) June 24, 2021
9月12日(日)まで。詳しくはこちら。https://t.co/xGteSe34Ns
— 美術展ナビ (@art_ex_japan) June 24, 2021