【レビュー】リアル逆刃刀に感動!「るろうに剣心展」 京都市京セラ美術館

展覧会名:25周年記念 るろうに剣心展

会期: 4月23日(金)~6月6日(日)
開館時間:(6月1日以降)9:00~19:00(入館は18:30まで)

会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ(京都市左京区岡崎円勝寺町124)

入館料:一般1600円、中高生1000円、小学生600円

和月伸宏さんの人気漫画「るろうに剣心―明治剣客浪漫譚(ろまんたん)―」の誕生25周年を記念し、連載時の直筆原稿やカラー原画など200点以上を集めた「るろうに剣心展」が、京都市京セラ美術館(京都市左京区)の新館 東山キューブで開かれている。

「るろうに―」は明治時代を舞台に、幕末に人斬りだった過去を持つ流浪人・緋村剣心が、様々な仲間たちと出会いながら、新時代の生き方を模索する物語。1990年代に「週刊少年ジャンプ」で連載されて大ヒットし、アニメ化や映画化され、最近でも映画「るろうに剣心 最終章 The Final」が公開されるなど、依然として人気を博している。

会場には、作品の鍵となる「仲間とは」「強さとは」「正義とは」「命とは」「幸せとは」の5テーマに沿って作品の名場面を描いた直筆の原稿やカラー原画などが展示されているほか、展覧会のために描き下ろされた作品や和月さんの創作ノートなども紹介されており、漫画の世界観に没入できる。

剣心の愛刀をモデルに、岐阜県関市の刀匠が手がけた「逆刃刀・真打」も展示されており、熱心なファンがスマホで撮影するなどしていた。キャラクターをあしらった和風タペストリーや豆皿など、展覧会オリジナルグッズも見逃せない。

連載時より、細部まで描き込まれた丁寧な画風、繊細なタッチで生み出された愛らしいキャラクターや迫力の戦闘シーンが話題になっていたが、改めて原画を見るとその筆致の細やかさに驚くばかり。再現された逆刃刀は茎(なかご)の部分に作中に登場する銘が刻まれており、見逃せない。「ギャラリー驚く」「刀バッキン」などと書かれた作者のメモから、下絵が生まれ、漫画が生み出されていく創作の”裏側”も垣間見ることができる。「るろ剣」ファンだけでなく、すべての漫画ファンが楽しめる展覧会だ。

会場の様子をツイッターで中継したリポートはこちら
https://twitter.com/i/events/1399980149504835585

展覧会は4月23日に開幕したが、新型コロナウイルス感染拡大防止などのため一時休止され、6月1日から再開した。混雑緩和のため、開館時間を午前9時から午後7時まで延長している(入場は閉館の30分前まで)。入場券とは別に、京都市京セラ美術館公式サイトで入場日時の事前予約を行う必要がある。詳しくは公式サイトへ。

https://ruroken-ten.com/

(読売新聞大阪本社事業本部美術展ナビ編集班 沢野未来)

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