巨匠たちの「こじらせ人生」を知る ナカムラクニオさんの新刊『こじらせ美術館』

ナカムラクニオさんの「こじらせ美術館」

ゴッホ、ピカソ、ムンク、カーロ、バスキア・・・。美術界の巨匠たちが恋愛や家族、友人、子弟関係、自意識などで「こじらせた人生」をキーワードに、作品鑑賞を楽しむヒントを提供する1冊、『こじらせ美術館』(発行:ホーム社/発売:集英社)が発売された。著者は東京・荻窪の「6次元」主宰で、アートディレクター、金継ぎ師として活躍、著書も多いナカムラクニオさん。

ナカムラさんによる脱力系イラストを満載。画家の肖像や代表作、キーアイテムなどもたっぷり収録しており、眺めるだけでも楽しい。

ルネサンスや印象派、エコール・ド・パリと、多くの才能が群雄割拠した時代については「こじらせ相関図」も。「こじらせ画家名鑑」や「コラム」も収録。

著者のナカムラさんは1971年、東京都生まれ。日比谷高校在学中から絵画の発表をはじめ、17歳で初個展。現代美術の作家として山形ビエンナーレ等に参加。金継ぎ作家としても活躍している。著書に『人が集まる「つなぎ場」のつくり方』『金継ぎ手帖』『チャートで読み解く美術史入門』など。ナカムラさんは「恋愛、家族、友人、子弟関係、自意識・・・歴史に残る芸術は、偉大な『こじらせ』から生まれました。これは芸術家たちの波乱万丈の人生をまとめた一冊になっております。読んで頂ければうれしいです」とコメントしている。

四六判ソフトカバー、本文128ページ(カラー64ページ、モノクロ64ページ)。定価1980円(10%税込み)。問い合わせはホーム社へ。

(読売新聞東京本社事業局美術展ナビ編集班 岡部匡志)

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