あの「ライジング若冲」を彷彿 「京のファンタジスタ」展 福田美術館・嵯峨嵐山文華館が共催 7月17日から

伊藤若冲「蕪に双鶏図」 通期:福田美術館

展覧会名:「京(みやこ)のファンタジスタ ~若冲と同時代の画家たち」
会期:2021年7月17日(土)~10月10日(日)
     前期:7月17日(土)~ 8月30日(月)
     後期:9月 1日(水)~10月10日(日)
会場:福田美術館(京都市右京区天龍寺芒ノ馬場町、JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅徒歩12分、阪急嵐山線「嵐山」駅徒歩11分、嵐電=京福電鉄=「嵐山駅」徒歩4分)、嵯峨嵐山文華館(京都市右京区天龍寺芒ノ馬場町、福田美術館から徒歩2分)
開館時間:10:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌平日)
入館料:(二館共通券)一般・大学生2000円、高校生1000円、小中学生550円、障がい者と介添人1名まで各1000円
    (福田美術館)一般・大学生1300円、高校生700円、小中学生400円、障がい者と介添人1名まで各1000円
    (嵯峨嵐山文華館)一般・大学生900円、高校生500円、小中学生300円、障がい者と介添人1名まで各500円

18世紀の京都は人気の伊藤若冲(1716~1800)をはじめ、個性豊かな画家たちが群雄割拠する華やかな時代だった。その群像はNHKの正月ドラマ「ライジング若冲」にも描かれて話題を集めた。福田美術館、嵯峨嵐山文華館の両館が共催する本展では、ドラマでもカギを握った若冲最初期の作品「蕪に双鶏図」をはじめ、福田美術館の所蔵する若冲作品のすべてと、同時代を生きた画家たちの作品を盛りだくさんに展示。互いにしのぎを削った彼らの魅力に迫る豪華な展覧会だ。

<第一会場 どうしてこんなに天才たちが> 福田美術館

江戸時代の京都は四条通り界隈を中心に、多くの画家が暮らしていた。若冲をはじめ、与謝蕪村(1716~1783)、池大雅(1723~1776)、円山応挙(1733~1795)、曾我蕭白(1730~1781)ら、後世に名を残す名手たちが「お隣さん」として暮らしていた様は、想像するだけでワクワクしてくる。彼らの作品を中心に、影響を受けた禅僧や中国の画家、大阪で活躍した同時代の画家の作品などを展示する。

伊藤若冲「柳に雄鶏図」 後期

 

与謝蕪村「筏士図画賛」 前期
長沢芦雪「鍾馗図」 前期
曾我蕭白「柳下白馬図」 前期
円山応挙「黄蜀葵鵞鳥小禽図」 後期

 

池大雅「菊花図」 後期
与謝蕪村「猛虎飛瀑図」 前期


与謝蕪村「茶筵酒宴図屛風」 上・右隻、下・左隻 後期

<第二会場 天才くらべてみました> 嵯峨嵐山文華館

応挙と蕭白が描いた虎、芦雪と白隠禅師が描いた海老など、18世紀から19世紀に活躍した画家たちの作品を、画題ごとに並べて展示する。描き方の類似点や違う点を比べながら楽しめる。

円山応挙「牡丹孔雀図」 前期
呉春「孔雀図」 前期

 

白隠慧鶴「海老図」 前期

 

長沢芦雪「海老図」 前期

 

円山応挙「丹頂鶴・岩水亀図」右幅 後期

 

曾我蕭白「粟に鶴図」 前期

 

円山応挙「虎図」 後期

 

曾我蕭白「虎図」 後期

 


伊藤若冲「群鶏図押絵貼屛風」上・右隻 下・左隻 (前期・嵯峨嵐山美術館、後期・福田美術館)

当時の京(みやこ)の豊かな文化を体感できるラインナップ。正月ドラマにはまった方はとりわけ必見だろう。コロナなどが落ち着いた状況で、ぜひゆったり拝見したいものだ。

(読売新聞東京本社事業局美術展ナビ編集班 岡部匡志)

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