天平彫刻の最高傑作を堪能「聖林寺十一面観音」展 東京国立博物館で6月22日から

国宝 十一面観音菩薩立像(部分) 奈良時代・8世紀 奈良・聖林寺蔵

展覧会名:特別展「国宝 聖林寺十一面観音-三輪山信仰のみほとけ」

会期:2021年6月22日(火)~9月12日(日) 休館日:月曜日(ただし振り替え休日の8月9日は開館)

会場:東京国立博物館(JR上野駅公園口、鶯谷駅南口より徒歩10分、東京メトロ銀座線、日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分)

国宝 十一面観音菩薩立像 奈良時代・8世紀 奈良・聖林寺蔵

天平彫刻の最高傑作とも表される奈良・聖林寺の国宝「十一面観音菩薩立像」が東京で初公開される。奈良時代に造像され、優雅な表情、均整の取れた体躯、表情の美しさで知られる「十一面観音菩薩立像」。奈良県外に出るのは初めてだ。

聖林寺の外観

聖林寺は奈良県桜井市にある真言宗の寺院。本尊は地蔵菩薩で開基は藤原鎌足の子である定慧とされる。「十一面観音菩薩立像」はもともと、三輪山を御神体とする大神神社にあったものだが、神仏分離令が出た明治時代に、聖林寺に移され現在に至るという。

奈良盆地の東南部にある三輪山

また、三輪山は仏教伝来以前から信仰されてきた聖地。人々が出入りすることができない「禁足地」があり、そこからは古代の祭祀を物語る子持勾玉や造酒に用いる器具の小さな土製模型が出土しており、古くからの信仰の存在が確認できる。

三輪山にある山ノ神遺跡出土品 奈良県桜井市 山ノ神遺跡出土 古墳時代・5~6世紀 東京国立博物館蔵

今回は、かつては「十一面観音菩薩立像」と同じ大神神社にあった国宝「地蔵菩薩立像」(法隆寺蔵)や三輪山禁足地の出土品なども、同時に展示される。

国宝 地蔵菩薩立像 平安時代・9世紀 奈良・法隆寺蔵

「十一面観音菩薩立像」を360度、様々な角度から観覧できる本展。女優の天海祐希さんがナビゲーターを務める音声ガイドも注目だ。

詳しくは公式サイトへ。

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