【開幕】大好きな絵を大好きな人たちのために出版したら 「マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界」展 目黒区美術館(東京・目黒)で始まる

エミール・ベルナール 『エミール・ベルナール礼賛』より「洗濯女たち」1962

エミール・ベルナールやマルク・シャガール、モーリス・ユトリロといった主に20世紀前半にフランスで活躍した画家たちの版画の数々。パリの医師マニュエル・ブルケールが限定出版した版画本から500点を展示する。

 

「マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界」展

目黒区美術館(東京・目黒)

会期 421()66()

開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後530分まで)

休館日 月曜日(53日=月・祝=は開館)56()

入館料 一般700円ほか   中学生以下無料

障がいのある方とその付添者1名無料

JR・地下鉄等「目黒」駅から徒歩10

詳しくは同美術館ホームページ

アルベール・マルケ 『マルケの現代性』より「ベジャイア1925」1962年

医師であり出版人であったマニュエル・ブルケールは友人の画家であり印刷工房主のジャン=ガブリエル・ダラーニュスと、19301960年代にかけて美しい絵で彩られた版画本を出版した。自分の好きな美しい絵を同好の士に見てもらうために制作したもので、発行部数は200部ほどに限ったという。二人のもとに集まった、当時フランスで活躍中の画家や文学者たちの交流が結実したと言える。本は画家ごとに特集され、多くは画家を礼賛する内容になっている。

モーリス・ユトリロ 『モーリス・ユトリロ礼賛』より「ムーラン・ド・ラ・ガレット」1956年

ヨーロッパでは木版画やリトグラフ、銅版画などのさまざまな版画の技法が発達してきた。版画と言うと地味な印象があるが、油絵や水彩画に引けを取らない再現性を持ち、華やかな作品も多い。ブルケールの版画本は当時のフランス版画の豊かさと優雅さを示していると言えるだろう。目黒区美術館では生活に密着した芸術の紹介に力をいれており、その一環としてブルケールの手掛けた版画本49冊を収集。その中に収録された約500点が展示される。

ラウル・デュフィ 『ラウル・デュフィ礼賛』より「大浴女」1931年
ジャン=ガブリエル・ダラーニェス 『J.-G.ダラーニェス礼賛』より「裸婦」1956年

 

(読売新聞事業局美術展ナビ編集班・秋山公哉)

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