【プレビュー】 巨大な“生き物”が這い歩く 「テオ・ヤンセン展」 山梨県立美術館で4月24日開幕

《アニマリス・ぺルシピエーレ・プリムス》 2006年 セレブラム期 ©Theo Jansen

巨大な生命体が風を受けて砂浜をクモが這うように歩く。そんな姿をニュースなどで見た人もいるだろう。「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」とも呼ばれ、芸術と科学の融合した作品を制作するテオ・ヤンセン。巨大アート作品「ストランドビースト」を紹介する「テオ・ヤンセン展」が424()、山梨県立美術館で始まる。

 

「テオ・ヤンセン展」

山梨県立美術館 (山梨県甲府市)

会  期  4月24()~6月22()

開館時間  午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日   月曜日(5月3日、6月21日は開館)、5月6日

入館料   一般1000円ほか

※新型コロナウイルス感染防止のため事前予約が必要

JR中央本線甲府駅バスターミナル(南口)1番乗り場よりバス約15分。「山梨県立美術館」下車。

 

詳しくは同館ホームページ

 

《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》 2013年 アウルム期  ©Theo Jansen

オランダ出身のテオ・ヤンセンは大学で物理学を学んだ。その後画家に転向し、1990年からストランドビースト(オランダ語で「砂浜の生命体」の意味)の制作を始める。プラスチック・チューブやペットボトル、粘着テープといった身近な素材を使い、物理学の計算に基づいて形作られた「生命体」は、風を推進力に変えて滑るように歩く。作品が制作されるにつれて新たな機能を獲得していく様は、生物の進化になぞらえられる。

 

《アニマリス・オムニア・セグンダ》2018年 ブルハム期  ©Theo Jansen

「アニマリス」とは英語で動物を意味するanimalとラテン語で海を意味するmareの組み合わせたヤンセンの造語。ストランドビーストは構造や機能によって分類され、それとともに時代名が付けられている。

 

《アニマリス・ウミナミ》 2017年 ブルハム期 ©Theo Jansen

今回の展覧会ではストランドビーストを生で見られるだけでなく、時間帯によって展示室内で実際に動く姿も見られる。その他、パーツの紹介や模型や映像展示もある。

 

(読売新聞事業局美術展ナビ編集班・秋山公哉)

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