雪村の魅力、識者が熱く論じる「雪村シンポジウム2021」 ゆかりの福島県三春町で4月17日に開催

戦国時代に数多くの名作を残し、後進に大きな影響を与えた一方で、今なお謎に包まれた画僧・雪村周継(せっそんしゅうけい、生没年不詳)。その雪村の研究成果を踏まえ、彼の残した作品がどのような意義を持つのかを考える「雪村シンポジウム2021」(主催・日本アート評価保存協会、共催・三春町教育委員会)が4月17日(土)、福島県三春町の三春交流館「まほら」で開かれる。

講師は河合正朝(日本アート評価保存協会代表理事、千葉市美術館館長)、林進(文学博士、元大和文華館学芸員)、河野元昭(同協会評価委員、静嘉堂文庫美術館館長)、安村敏信(同協会事務局長、北斎館館長)の4氏。

河合正朝氏
林進氏
河野元昭氏
安村敏信氏

雪村は戦国時代の16世紀はじめごろ、常陸国(現在の茨城県)で、戦国大名・佐竹氏の一族の子に生まれた。東国各地を遍歴し、晩年は戦国大名・田村氏の支配下にあった磐城国田村郡三春(現在の福島県三春町)に小庵を構え、過ごしたと伝えられている。

中国画を学び、水墨画に新境地を開いた雪村の画風は、江戸時代の狩野山雪、尾形光琳、あるいは近代画家の橋本雅邦、狩野芳崖、横山大観などに大きな影響を与えた。戦後、多くの雪村画の名品が欧米に流出し、現在、雪村は世界的に高い評価を得ている。

雪村について記した同時代の文献史料はほとんどなく、一方で雪村の作品は二百点を超えるとされ、日本美術史上でも異彩を放つ存在。その魅力に引き寄せられた多くの研究者がたびたび三春町を訪問し、研究を深めてきた。

シンポジウムでは河合氏、林氏、河野氏の基調講演を受け、4氏による「今、雪村を問う」というシンポジウムで雪村について語り合う。

【概要】

名称:雪村シンポジウム2021

日時:2021年4月17日(土)13:20~15:30(開場12:45予定)

会場:三春交流館「まほら」まほらホール(福島県田村郡三春町大字大町、磐越東線・三春駅から車で約4分)(0247-62-3837)

参加希望者:事前申し込みが必要。聴講無料。

申込方法:①電話03-3569-1250(平日10:00~18:00)②ファクス(03-3569-1251)③メール(info@ja2pa.or.jp)のいずれかの方法で、①氏名②住所③電話番号④聴講人数、を連絡する。主催者から連絡があった段階で受付完了。先着順で定員に達し次第、締め切り。

問い合わせは日本アート評価保存協会(上記電話、ファクス、メールへ)

詳しくは同協会のホームページへ。

(注)新型コロナウイルス感染拡大の際は、開催中止の場合がある。同協会のホームページで確認の上で来場を。当日は会場入口で手指消毒・検温を実施、会場内ではマスク着用。

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