美連協大賞に「諸星大二郎展」 特別賞に「石岡瑛子」展、「竹工芸名品展」を選出

全国149の公立美術館からなる「美術館連絡協議会」は10日、優れた美術展を顕彰する2020年の美連協大賞の各賞を発表。最も優れた企画に贈る大賞に「デビュー50周年 諸星大二郎展 異界への扉」を選出した。

同展は人気漫画家で、各界のクリエイターに大きな影響を与え続けている諸星大二郎氏(1949~)のデビュー半世紀を記念した大規模展。「妖怪ハンター」「暗黒神話」など代表作の原画をはじめ、作品世界に関わりの深い美術作品や史料、文献などを併せて展示し、これまでにないタイプの漫画展として高く評価された。

イルフ童画館の展示

昨年11月に北海道立近代美術館(札幌)で開催が始まり、現在はイルフ童画館(長野県岡谷市)に巡回中(3月13日まで)。今後、北九州市漫画ミュージアム(福岡県、3月20日~5月23日)、三鷹市美術ギャラリー(東京都、8月7日~10月10日)、足利市立美術館(栃木県、10月23日~12月26日)と巡回する予定。詳しい展示の模様はこちらへ。

優秀カタログ賞には「もうひとつの日本美術史 近現代版画の名作2020」(福島県立美術館、和歌山県立近代美術館)、「没後90年記念 岸田劉生展」(東京ステーションギャラリー、山口県立美術館、名古屋市美術館)、「もうひとつの江戸絵画 大津絵」(福島県立美術館、東京ステーションギャラリー)の3点が選ばれた。

また、特別賞には、東京都現代美術館で開催された「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展と、大分県立美術館、東京国立近代美術館工芸館、大阪市東洋陶磁美術館で開催された「竹工芸名品展 ニューヨークのアビー・コレクション」が選出。その他各賞など詳しくは美術館連絡協議会のホームページへ。

(読売新聞東京本社事業局美術展ナビ編集班)

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