マティス「花と果実」とモーツァルトの華麗なマリアージュ  ニース・フィルによる演奏

ニース市マティス美術館の「花と果実」の前で演奏するニース・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー(YouTubeの画面から) © Succession H. Matisse

© Succession H. Matisse

2021年秋、国立新美術館(東京・六本木)で開催される「マティス 自由なフォルム」展で、日本初公開されるマティスの代表作のひとつ「花と果実」。ニース市マティス美術館にあるこの作品の前で、地元のオーケストラメンバーがモーツァルトの弦楽四重奏曲の演奏を行い、YouTubeで公開している。鮮やかな色彩の花弁や果実がリズミカルに並ぶ長さ8・7メートルの大作と、モーツァルトの優雅なメロディーがマッチして、目と耳から楽しめる。

YouTubeの画面から
© Succession H. Matisse

現在、ニース市マティス美術館は新型コロナウイルスの感染拡大防止のためロックダウン中で、一般の人は入れない。収録は12月10日に、「花と果実」が展示されている同美術館の中央ホールで行われ、ニース・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー4人が、モーツァルトの有名な弦楽四重奏「ディヴェルティメント ニ長調 KV136」を披露した。

同美術館では「ロックダウンの間も、美術館としての活動を止めないよう、こうした映像を公開しています」と話している。

マティス 自由なフォルム

国立新美術館(東京・六本木)

2021年9月15日(水)~12月13日(月)

詳しくは同館ホームページへ。