時代を追い、睡蓮に至るモネの創作の過程をたどる 今春開幕のモネ展(アーティゾン美術館)

クロード・モネ《睡蓮》 1903 年 油彩・カンヴァス 石橋財団アーティゾン美術館蔵

「クロード・モネ―風景への問いかけ オルセー美術館・オランジュリー美術館特別企画」展 

2021年5月29日(土)~9月10日(金)

アーティゾン美術館(東京・京橋)

今年の注目展のひとつであるアーティゾン美術館のモネ展で、展示作品の一部が発表された。

クロード・モネ《エトルタ、ラ・マンヌポルト、水の反映》
1885 年頃 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵
Photo © RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Martine Beck-Coppola /
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同展ではクロード・モネ(1840-1926)の画業の重要な時代と場所である、ル・アーヴル時代、アルジャントゥイユ時代、ヴェトゥイユ時代、1880年代の旅の時代、ジヴェルニー時代をたどっていく。それぞれの時代に、それぞれの土地で何を見て、どのように描き、どのような主題をイメージに込めたのかを探る。

クロード・モネ《かささぎ》
1868-69 年 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵
Photo © RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Adrien Didierjean /
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世界最高峰のモネ・コレクションを有するオルセー美術館の作品を中心に、国内の作品と合わせて構成。風景画家としてのモネに迫る内容となる。

クロード・モネ《トルーヴィル、ロシュ・ノワールのホテル》
1870 年 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵
Photo © RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Hervé Lewandowski /
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クロード・モネ《サン=ラザール駅》
1877 年 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵
Photo © RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Benoît Touchard /
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クロード・モネ《パリ、モントルグイユ街、1878 年の祝日》
1878 年 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵
Photo © Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt /
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クロード・モネ《エプト川のポプラ並木、風の日》
1891 年 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵
Photo © Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt /
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クロード・モネ《ルーアン大聖堂 扉口とサン=ロマン塔 明るい日差し
陽光》
1894 年 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵
Photo © Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt /
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こうして時代を追っていき、画業の終盤に手がけた睡蓮へと至る過程をなぞることで、個々の作品が連続性の中で発展していることを示していく。

クロード・モネ《睡蓮の池、緑のハーモニー》
1899 年 油彩・カンヴァス オルセー美術館蔵
Photo © RMN-Grand Palais (musée d’Orsay) / Stéphane Maréchalle /
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クロード・モネ《睡蓮》
1903 年 油彩・カンヴァス 石橋財団アーティゾン美術館蔵

また、モネの画業に大きな影響を与えた同時代の画家たちや写真作品、浮世絵などの日本美術、水辺の情景を視覚化したアール・ヌーヴォーの工芸作品なども展示する。

アンリ・ランベール、ウジェーヌ・ルソー
クレイユ・エ・モントロー窯、ルブッフ&ミリエ社
《皿 「ランベール=ルソー」セット》
1873-75 年の間 ファイアンス焼、印刷、彩色 オルセー美術館蔵
Photo © Musée d’Orsay, Dist. RMN-Grand Palais / Patrice Schmidt /
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同展に関する詳しい情報は公式ホームページへ。

(読売新聞東京本社事業局美術展ナビ編集班 岡部匡志)

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