歴史教科書のような作品も 「日本初期写真史 関東編 幕末明治を撮る」開幕(東京都写真美術館)

「日本初期写真史 関東編 幕末明治を撮る」が東京都写真美術館で開幕した。
「第一章 初期写真抄史」、「第二章 関東の写真家」、「第三章 初期写真に見る関東」の三部構成で、幕末・明治期における関東地方の写真文化をひも解く。
日本初の写真館が登場したのは、江戸時代に開港した横浜だった。ここで写真術を取得した鵜飼玉川が日本人初の写真家として江戸で開業。下岡蓮杖が横浜で、上野彦馬が長崎でそれぞれ開業し、日本写真の黎明期が始まった。
本展は、歴史の教科書のような資料的価値の高い作品も展示している。ペリー来航時の肖像写真から建設中の東京駅まで、バラエティに富んだ幕末明治までの写真群を一堂に集めた。
会期中展示替えあり。2021年1月24日まで。