硬質な輪郭線 「ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代」 Bunkamuraザ・ミュージアム(東京・渋谷)で開催中

鋭く黒い硬質な輪郭線と、モノトーンに近い色彩で知られるベルナール・ビュフェ。20世紀後半のフランスを代表する具象画家の絵は、第二次世界大戦直後の不安で虚無的な心象風景を表している。サルトルの実存主義やカミュの不条理の思想とも呼応して一世を風靡した一方、抽象画が主流となっていく時代の流れの中で数々の批判も浴びる。

それでも自分を貫いた彼の絵は近年、パリ市立近代美術館で回顧展が開かれるなど、再評価されつつある。自然災害や新型コロナウイルスなど不安がのしかかる現代。展覧会では、同じような不安な時代を生きた画家の作品を、「時代」という言葉をキーワードに年代に沿って追っていく。

展示される作品は、世界一のビュフェ・コレクションを誇る静岡県のベルナール・ビュフェ美術館が所蔵する油絵を中心にした約80点。

 

 

「ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代」

2020年1121()2021124()

1月9日以降の土日祝日のみオンラインによる入場日時予約制

Bunkamuraザ・ミュージアム(東京・渋谷)

詳細は公式ホームページ

 

 

(読売新聞事業局美術展ナビ編集班)

直前の記事

新着情報一覧へ戻る