国内3館の西洋美術コレクション 「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」開幕(横浜美術館)

国内3館の西洋美術コレクション作品を展示する「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」が横浜美術館で開幕した。
3館はいずれも、1980年前後の「美術館建設ラッシュ」の時期に開館した。近現代の西洋美術を収集の柱の一つとし、その分野に美術館の「顔」となる作品が多く含まれているという共通点がある。
本展は、3館の西洋美術コレクションから、ピカソ、クレー、ミロ、エルンスト、ダリ、マグリット、ポロック、ベーコン、ウォーホル、リヒターなど、20世紀美術史を彩った巨匠たちの作品を厳選し、絵画を中心に約120点を紹介する。
特定の作家に焦点をあてて3館の所蔵作品を比較するコーナーもある。そうした連携・共同企画ならではの趣向も織り交ぜながら、日本の美術館が競い合うように西洋美術の収集を繰り広げてきた足跡をたどることができる。
2021年2月28日まで。来年度に愛知県美術館、富山県美術館へ巡回予定。横浜美術館は本展をもって、大規模改修工事のため2年超の休館に入る。