ダイアナ妃も愛したその瑞々しい風景 吉田博展 福岡県立美術館

「亀井戸(東京拾二題)」 昭和2年(1927)

「没後70年 吉田博展」

2020年10月16日(金)-12月13日(日)(月曜休館、11月23日は開館、24日は閉館)

福岡県立美術館(福岡市中央区)

明治、大正、昭和と、長きにわたり風景画の第一人者として活躍した吉田博(1876-1950)。近年、急速に再評価が進み、高い人気を誇る吉田の木版画を一挙に公開する。

吉田は福岡・久留米の生まれ。県立中学修猷館(現・修猷館高等学校)の図画教師に見込まれ、若い時期から才能を認められた。戦前からアメリカを中心に世界各地を歴訪、国内外で高い評価を得た。後半生では主に木版画に注力。懐かしさの漂う日本的な情景や海外の風景など、水の流れや光の移ろいを繊細かつ大胆に表現した木版画は特に人気が高く、あのダイアナ妃も好んだことでも有名になった。

没後70年の節目に開催する本展では、木版画約200点とともに、初公開の版木や写生帖もあわせて紹介する。

「スフィンクス(欧州シリーズ)」 大正14年(1925)
「劔山の朝(日本アルプス十二題)」 大正15年(1926)
「光る海(瀬戸内海集)」 大正15年(1926)
「帆船 朝(瀬戸内海集)」 大正15年(1926)

同展は福岡展のあと、京都(京都高島屋、2021年1月5日~18日)、東京(東京都美術館、2021年1月26日~3月28日)と巡回する予定。

詳しくは同展公式サイトへ。

(読売新聞事業局美術展ナビ編集班 岡部匡志)

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