作家のまなざしに着目 「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」開幕(東京オペラシティ アートギャラリー)

写真家・石元泰博(1921~2012)のまなざしに着目する「生誕100年 石元泰博写真展 伝統と近代」が、東京オペラシティ アートギャラリーで開幕した。
本展は「伝統と近代」を切り口とし、作家活動の前半に軸足を置いて石元の画業を展観する。シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称ニュー・バウハウス)在学中の初期作品や、戦後の東京を撮り続けた作品などを紹介している。また、伝統建築をモダンな眼で解釈した「桂離宮」シリーズの初期作品や、丹下健三、白井晟一といった多くの建築家たちとの信頼関係を基に制作された近代建築写真も必見だ。
日時指定予約制。12月20日まで。
石元の生誕100年を記念し、東京都写真美術館で「生誕100年 石元泰博写真展 生命体としての都市」が開催中(11月23日まで)、高知県立美術館では2021年1月16日~3月14日に「生誕100年 石元泰博写真展」と題した大規模な回顧展が開催予定。