墨で描かれた名品 「モノクロームの冒険 日本近世の水墨と白描」開幕(東京・根津美術館)

水墨と白描の魅力を紹介する企画展「モノクロームの冒険 日本近世の水墨と白描」が、根津美術館で開幕した。
墨は、東洋において、文字を書く材料であるだけでなく、画(絵画)にとっても重要な材料であり続けた。墨で描かれる絵画は、濃淡や暈(ぼか)し、抑揚のある描線を駆使する「水墨画」と、均質な細い線を主とする「白描画」に、大きく分けられる。
本展は、墨の可能性を追求してきた水墨と白描、それぞれの表現の魅力を、根津美術館所蔵の日本近世の作例によって紹介する。長沢芦雪筆「赤壁図屏風」は、巨大な画面に、中国の詩人・蘇軾が長江の名勝で遊ぶ様子を描いたもの。個性派・長沢芦雪ならではの卓越した水墨技を堪能できる。
本展は日時指定予約制。11月3日まで。

直前の記事

大津絵の魅力に迫る 「もうひとつの江戸絵画 大津絵」開幕(東京ステーションギャラリー)

「もうひとつの江戸絵画 大津絵」が東京ステーションギャラリーで開幕した。 大津絵とは、江戸時代初期から、東海道の宿場・大津周辺で量産された手軽な土産物。その美術的な価値を紹介する。 大津絵の展覧会は、博物館や資料館で開催

続きを読む
新着情報一覧へ戻る