富士山に魅せられた写真家「岡田紅陽 富士望景ー武蔵野から」開幕(東京・武蔵野市立吉祥寺美術館)

吉祥寺美術館展示風景

「富士の写真家」として著名な岡田紅陽(1895~1972)の回顧展「岡田紅陽 富士望景ー武蔵野から」が、武蔵野市立吉祥寺美術館で開幕した。
岡田は1961年から亡くなるまでの10年余を武蔵野市で過ごした。1916年の正月、忍野村で体験した富士山に圧倒され、以来、富士山の撮影に生涯を捧げることを決意する。山岳写真家・芸術写真家の先駈けとなった岡田の写真は、数々の国際親善の場において各国首脳などに贈られる機会も多く、国内外にひろく知られることとなった。
私たちの身近なところでもその作品を目にすることができる。多数の郵便切手に採用されているほか、旧五千円紙幣および現行千円紙幣の裏面を飾る“逆さ富士”の装画は、《湖畔の春》(1935年)がもとになっている。
本展では、武蔵野市などが所蔵する1930年代~70年代の写真47点に加え、関東大震災の記録写真集、岡田が手がけた観光絵ハガキなど関連資料によって、岡田の仕事をあらためて振り返る。9月22日まで。

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