「風神雷神」「睡蓮の池」が登場 アーティゾン美術館で「琳派と印象派」展 11月14日開幕

アーティゾン美術館(東京都中央区)は「琳派と印象派 東西都市文化が生んだ美術」を11月14日(土)から開催する。俵屋宗達の「舞楽図屏風」(前期のみ展示)、「風神雷神図屏風」(後期のみ展示)などがお目見えする。

琳派は17 世紀初めの俵屋宗達、18 世紀初めの尾形光琳らによって京都の町人文化として生まれ、19 世紀初めに酒井抱一らによって江戸に引き継がれた。

一方、印象派は、19 世紀後半のパリを中心に、マネやモネ、ドガやルノワール、セザンヌらによって新しく起こったヨーロッパの近代美術だ。
本展は、日本とヨーロッパという、東西の都市文化が生んだ優れた画家たちの作品を通して、大都市ならではの洗練された美意識の到達点を比較しつつ見渡そうとする、新たな試み。

同館コレクションの核となる印象派の名画と、初公開となる琳派作品を軸に、国内の寺院、美術館、博物館から代表的な作品を加えた、国宝2点、重要文化財6点を含む約100 点の作品で構成される。

会期は2021年1月24日(日)まで。前期2020年11月14日(土)~12月20日(日)、後期12月22日(火)~。チケットは日時指定予約制。9月14日(月)からウェブ予約を開始する。詳しくは同館公式ホームページへ。