ホキ美術館の原点 開館10周年・リニューアルオープン記念「森本草介展」開幕(千葉・ホキ美術館)

2019年10月の豪雨災害の影響で長期休館中だったホキ美術館のリニューアルオープンを記念し、「森本草介展」が開幕した。
同館の創設のきっかけとなったのが、森本草介の1枚の作品と創設者・保木将夫の出会いだった。開館10周年を迎え、その原点にかえり、同館所蔵の36作品の中から、コレクション第1号の《横になるポーズ》、東日本大震災時に完成させた《未来》をはじめとする計34点が一堂に会する。
「生きる喜び」をテーマに描き続けた森本草介(1937〜2015)。その写実表現の高さと静謐で気品ある作風に、保木は一目で目を奪われ、日本を代表する写実絵画のコレクションが始まった。本展では森本の婦人像21点、風景画10点、静物画3点が並ぶ。
また、写実絵画を手掛ける40歳以下の作家を対象とした公募展「第3回ホキ美術館大賞」の大賞展も同時開催。事前予約制。11月16日まで。