3つのテーマで月岡芳年の魅力に迫る 「月岡芳年 血と妖艶」開幕(東京・太田記念美術館)

「血」「妖艶」「闇」の3つのテーマで月岡芳年の魅力に迫る「月岡芳年 血と妖艶」が、太田記念美術館で開幕した。
月岡芳年(1839~92)は、幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師。当時も大変な人気を誇っていたが、その迫力あふれる構図や鋭い筆遣いは、今なお決して色あせない。本展は3つの妖しいキーワードで芳年の魅力を掘り下げていく。
残酷な殺戮シーンや死骸を描いた「血みどろ絵(無惨絵)」と通称されるジャンルでは、代表作「英名二十八衆句」全14点をはじめ、江戸川乱歩や三島由紀夫らの文豪も魅了した作品を紹介している。展示点数は約150点。前期と後期で、全点展示替えをする。10月4日まで。
※会期中展示替えあり