「翁―大名細川家の能の世界―」 永青文庫で7月23日から

700年の歴史を持つ細川家に伝えられた、能に関するコレクションを展示する「翁―大名細川家の能の世界―」が、7月23日から東京都文京区の永青文庫で開かれる。
南北朝時代に遡ると言われる旧熊本藩主・細川家。伝えられた文化財は国宝・重要文化財を含め9万点以上に上る。それらを所蔵する永青文庫が設立70周年を迎えたのを記念して開催される。
細川家は初代・細川幽斎(ゆうさい)はじめ歴代の藩主が能の文化に心を寄せ、自ら舞台に上がった。そのため能面や能装束、楽器、小道具、古文書など永青文庫の能に関する所蔵品は900点を超える。
「1章 翁とは」、「2章 細川家の能装束」、「3章 細川家の能面」、「4章 細川家と能」と4章に分け、80点を超える資料が前後期に分けて展示される。

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2020年7月23日~8月30日 永青文庫 (東京・目白台)
前期7月23日~8月10日、後期8月12日~30日
会期中、一部展示替えあり。
*2020年12月12日~2021年1月31日は金沢能楽美術館(石川県金沢市)に巡回する。