いきなり最終週 わずか6日間の「超・名品展」 兵庫県立美術館

2020年6月2日(火)~7日(日) 兵庫県立美術館
2020年4月11日から開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために臨時休館となり開幕が最終週まで遅れ、6日間だけの会期となった。事前予約制、詳細は同美術館のホームページで。
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兵庫県立美術館(前身は兵庫県立近代美術館)の開館50年を記念し、新発見、再評価された作品を含め、今日の目で見た明治時代中期から約1世紀の間の洋画、日本画、彫刻、版画、写真などの「名品」約100点を一堂に公開。同館のコレクションに加え、国内各地の30を超える美術館・個人が所蔵する作品で構成する。

企画した同美術館の学芸員、西田桐子さんは「展覧会はお客さんがいてこそ。ようやく開幕し、じっくり見ていただけて嬉しい」と語る。見どころとなりそうな作品をいくつか紹介する。
明治時代


大正時代
「新興美術」とよばれた前衛的な芸術が開花した大正時代。若い才能がしのぎを削るように新しい表現に挑戦した。

昭和時代・戦前

昭和・戦後

日本の近代美術の多様な展開を目の当たりにできるラインアップだ。兵庫県立美術館の50年にわたる収集、展覧会活動の縮図という一面もあるだろう。あわや「幻の展覧会」になるところだった「超・名品展」。見た人は将来、自慢の種にできるかもしれない。
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会場風景
(写真はいずれも兵庫県立美術館提供)