モネ展、東京・アーティゾン美術館で

印象派の巨匠モネの風景画に焦点をあてる「クロード・モネ―風景への問いかけ」展が、7月、アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館 東京・京橋)で開催される。初期から晩年までのモネの作品と、モネの同時代の絵画、写真、浮世絵など計約140点を展示し、モネの風景画の誕生と展開の全貌に迫る。「仏オルセー美術館・オランジュリー美術館特別企画」として、パリにある両館とアーティゾン美術館の学芸員が共同で企画した。
オルセー美術館から出品されるモネの作品は初公開22点を含めて42点。「かささぎ」(1868~69年)「サン=ラザール駅」(1877年)「日傘の女性」(1886年)「睡蓮の池、緑のハーモニー」(1899年)など名作ぞろいだ。同美術館からは、モネ作品のほかに、モネも絵画制作を行ったフォンテーヌブローの森を撮った19世紀半ばの写真やアール・ヌーヴォーの工芸品など約50点も出品される。
2月26日にアーティゾン美術館で行われた記者会見では、オルセー美術館主席学芸員・学芸部長で本展監修者のシルヴィー・パトリさんがビデオで登場=写真=。「新たな視点でモネの魅力を紹介する」と語った。
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「クロード・モネ-風景への問いかけ」展
2020年7月11日(土)~10月25日(日) アーティゾン美術館(東京・京橋)
→ 2021年に延期となりました。