「ハマスホイとデンマーク絵画」展 【私の1点(下)】 イェンス・イェンセンさん(編集者・著述家) 食卓 花を飾って整えて

ピーザ・スィヴェリーン・クロイア「朝食―画家とその妻マリーイ、作家のオト・ベンソン」1893年 ヒアシュプロング・コレクション蔵 © The Hirschsprung Collection

画家夫妻のもとに友人が訪ねてくる。花を飾ってコーヒーを入れて、おしゃべりしながらゆったり食事をする――描かれたさりげない日常のワンシーンは、デンマークの人たちが大切にする「ヒュゲ(くつろいだ、心地よい雰囲気)」なひとときそのもの。
デンマークではテーブルセッティングは当たり前。人と過ごす時間を楽しむため、たとえシンプルな食事でもテーブルクロスを敷いたり花瓶を並べたり。私自身、デンマークに住んでいた幼少時から毎晩の食事はテーブルセッティングをしていた。この絵からは「ヒュゲ」と同時に懐かしさを感じる。

イェンス・イェンセンさん(編集者・著述家)

ハマスホイとデンマーク絵画」展は3月26日まで東京都美術館(上野公園)で開催中。

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