新館長に蔵屋さん 横浜美術館

横浜美術館の館長に就任する蔵屋さん(撮影・田中功起)

横浜美術館(横浜市西区みなとみらい)は現館長の逢坂恵理子さんが来月31日で退任し、4月1日付けで東京国立近代美術館企画課長の蔵屋美香(くらや・みか)さんが新館長に就任する。

蔵屋さんは1966年、千葉県生まれ。女子美術大学、千葉大大学院などを経て、93年から同近代美術館に勤務。同館で数々の展覧会を手掛けた。2013年の「第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」では日本館キュレーターを務め、国別参加部門で日本館として初めて特別表彰に選ばれるなど、国内外で活躍してきた。

横浜美術館は2021年3月より大規模改修工事のため休館し、23年度中のリニューアルオープンを目指す。同館では、新館長とともに、あらゆる人に開かれ、新しい価値を創造・発信し続ける美術館を目指し、横浜の芸術拠点としての活動を一層発展させたい、としている。

一方、退任する逢坂現館長は2009年4月の就任以来、11年間にわたって同館を率いた。また11年、14年、17年と3回の「横浜トリエンナーレ」でも中心的立場で携わった。逢坂さんは引き続き、横浜トリエンナーレ組織委員会副委員長として、ヨコハマトリエンナーレ2020に関わっていく。

横浜美術館は昨年11月、開館30周年を迎えた。逢坂さんは退任あいさつのコメントで「年間を通じ特徴ある企画展、国際シンポジウム、記念書籍の発行など、館員が一丸となってこれまでの成果を結実させることができた」と振り返った。今後については「50代前半の若い館長であるからこそ、時代に呼応した美術館像を検証し、魅力ある文化拠点として、リニューアルオープン後の申請横浜美術館を牽引してくださると確信している」と蔵屋新館長に期待を寄せた。

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