「ハマスホイとデンマーク絵画」展 【私の1点(上)】 ピーター・タクソイェンセンさん(駐日デンマーク大使) グレートーンの光と影

ヴィルヘルム・ハマスホイ「背を向けた若い女性のいる室内」1903-04年 ラナス美術館蔵 © Photo: Randers Kunstmuseum

 グレートーンの限られた配色で描きながらも光と影を捉えている――この作品の美しさに純粋に感嘆する。自身が住んだコペンハーゲンのアパートの室内や身近な人物など、生涯を通じて同じモチーフを描き続けたハマスホイ。没後1世紀が過ぎるが、彼の芸術の影響は現代の北欧文化や美術全体にみることができる。それゆえ、多くのデンマーク人はハマスホイを19世紀後半の最も偉大なデンマークの芸術家とみなす。
 ハマスホイの美しい絵画と19世紀デンマーク画家の作品をあわせて紹介するユニークな展覧会を、ぜひご覧いただきたい。


ピーター・タクソイェンセンさん(駐日デンマーク大使)

ハマスホイとデンマーク絵画」展は3月26日まで東京都美術館(上野公園)で開催中。

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