幼い頃の自分がそこに? 「画家が見たこども展」(東京・三菱一号館美術館)

天使のようにかわいいかと思うと、現実の辛辣な傍観者となる「子ども」。19世紀末、パリの前衛芸術家グループ・ナビ派の画家たちが追求した題材が「子ども」だ。彼らの作品を集めた「画家が見たこども展」が15日、東京三菱一号館美術館で開幕した。

ボナール、ヴァロットン、ドニ、ヴュイヤールといったナビ派の画家の作品を中心に約110点が展示される。作品は油彩、版画、素描、挿絵本から写真にまで及び、仏のボナール美術館を始め欧米の美術館や個人の協力を得て、三菱一号館美術館の開館10周年記念として企画された。

絵画の主要テーマとなることはあまり無かった「子ども」。それがルソーの哲学的考察やロマン主義を経て、最も身近で深淵な芸術のインスピレーションの源となった。街路、庭、室内などあらゆる場面で子どもたちが、生き生きとした、不安な、不思議な――様々な表情を見せてくれる。6月7日まで。

※会期中、一部作品に展示替えあり。

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