時代の要求に応えた画家集団 「狩野派 ─画壇を制した眼と手」開幕(東京・出光美術館)

室町時代から江戸時代まで、400年もの長きにわたって画壇の中心に君臨した画家集団・狩野派の豊かな絵画世界を紹介する「狩野派 ─画壇を制した眼と手」が11日、出光美術館で開幕した。
狩野派が手がける力強く端正な絵画は、その時々の有力者や時代の要求を見事に満たし、室町から江戸時代の画壇において、常に中心的な役割を担った。また、日本、中国、朝鮮の過去に生み出された絵画を学び、それらを模倣して、多彩な図様や技法を習得。そうすることで、実作者としての画技を培うだけでなく、和漢の絵画史に精通した権威ある識者の顔も持つようになった。そして後進を育成し、流派の血脈を確実に受け継いだ。
本展では、狩野派が間近に接した可能性の高い古今の絵画を、彼らの実作品と同じ空間に並べた。彼らの類稀なる鑑定と模写による眼と手の記憶が、狩野派の活躍を支える大切な要素になったことが実感できる。3月22日まで。

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