ガラス作品で魅せる生活の芸術 「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」(東京都庭園美術館)

世界屈指のガラス・コレクションを有する北澤美術館から、ルネ・ラリックの名品を紹介する「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」が2月1日、東京都庭園美術館で開幕した。
ガラスを素材としたエレガントな作品の数々で、アール・デコの時代を切り開いたラリック。アール・ヌーヴォーの時代にジュエリーを制作していた頃から、貴石に代わりガラスを用いていたラリックは、20世紀に入ると、芸術と実用性を兼ね備えた独自のガラス作品によって、新時代を創出した。その作品は、透き通る光の清らかさや、貴金属を思わせる重厚な輝きを持ち、フランス装飾美術の精神「ラール・ド・ヴィーヴル(生活の芸術)」が豊かに受け継がれていると言われる。
本展は、同館正面玄関ガラスレリーフ扉など、ラリック作品が内部を飾る「アール・デコの館」旧朝香宮邸を舞台に、ラリックの名品約220点を紹介。あわせて、朝香宮邸が旧蔵していたラリック作品や、昭和天皇が皇太子時代に外遊の記念にパリから持ち帰った花瓶なども展示される。4月7日まで。