人々を魅了する静謐な作品 「ハマスホイとデンマーク絵画」開幕(東京都美術館)

身近な人物の肖像や風景、静寂に包まれた室内の作品で知られるデンマークの代表的な画家、ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864-1916)の珠玉の名品を紹介する「ハマスホイとデンマーク絵画」が21日、東京都美術館で開幕した。
17世紀オランダ風俗画の影響が認められることから「北欧のフェルメール」とも呼ばれるハマスホイの静謐な作品は、2008年に初めて日本で展覧会が開催され、数多くのファンを生み出した。その魅力は、西洋美術の古典を想起させる空気をまといつつ、近代の都市生活者特有の、ある種のノスタルジーを感じさせる点にある。
ほぼ無名だった画家が与えた”静かな”衝撃から約10年。本展では、ハマスホイの作品約40点を展示するほか、19世紀デンマーク絵画を日本で初めて本格的に紹介する。3月26日まで。東京のあと、山口県立美術館へ巡回(4月7日~6月7日)。

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