新進芸術家のグループ展 「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」開幕(東京・国立新美術館)

若手芸術家の海外研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(在研)」(文化庁が実施)の成果発表展「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」が11日、国立新美術館で開幕した。
「DOMANI・明日展」は1998年に始まり、今年で22回目を迎える。今回は、「傷ついた風景の向こうに/ Landscapes in Our Age: Scarred and Reborn」をテーマに、石内都、畠山直哉、米田知子、宮永愛子など、国際的に知名度の高い作家から新進作家まで多世代にわたる11名のグループ展として開催している。
天災や戦争、環境問題、人災など、20世紀以降、日本のみならず世界で生じた“傷痕”。本展では、作家それぞれの“傷ついた風景”をつなぐことを通じて見えてくる、傷ついても生き残り、再生する風景──“明日”を見据える作品を展示する。2月16日まで。