シュルレアリスムはどう生まれたのか 「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」開幕(神奈川・ポーラ美術館)

20世紀の芸術に最も大きな影響を及ぼした芸術運動の一つである“シュルレアリスム”に焦点を当てた「シュルレアリスムと絵画―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」が15日、ポーラ美術館で開幕した。
フランスの詩人アンドレ・ブルトンが中心となって推し進めた芸術運動“シュルレアリスム”。彼らは理性を中心とする近代的な考え方を批判し、理性の支配の及ばない無意識の世界に“超現実”というリアリティを追い求めた。さらに詩や思想だけでなく、マックス・エルンストやサルバドール・ダリなど、絵画の分野にも拡大。その運動は同時代の日本にも伝えられ、最新の前衛美術スタイルとして一大旋風を巻き起こした。日本では、本来の意味よりも、その現実離れした奇抜さや幻想性が注目されたため、独自の絵画表現や“シュール”という感覚が生まれた。
本展は、パリを中心とした西洋におけるシュルレアリスムの運動からどのようにシュルレアリスム絵画が生まれたのか、そしていわゆる“シュール”と呼ばれる日本独自の表現へと展開していったかを、現代美術作家の作品を含めて紹介する。2020年4月5日まで。