東西の画家を魅了した“黄昏” 「黄昏の絵画たち―近代絵画に描かれた夕日・夕景―」開幕(神戸市立小磯記念美術館)

“黄昏”(夕日・夕景)というモチーフに着目し、東洋・西洋の画家たちの豊かな表現を紹介する「黄昏の絵画たち―近代絵画に描かれた夕日・夕景―」が16日、神戸市立小磯記念美術館で開幕した。
闇に包まれる前のひとときを、うつろいゆく光。一日の終わりを告げるとともに、新しく始まる明日を予感させる黄昏時の情景は、いつの時代も人々を魅了してきた。
本展には、19世紀から20世紀にかけての西洋と日本の近代美術を代表する画家たちが描いた美しい黄昏が勢ぞろいする。クロード・ロランやコロー、ルオーといった西洋画家、高橋由一や黒田清輝、萬鉄五郎らの日本近代洋画など、約170点もの作品で「黄昏の美術史」をたどる。2020年1月26日まで。
※12月17日より一部展示替えあり