辰野金吾が設計した東京駅で振り返る 「辰野金吾と美術のはなし 没後100年特別小企画展」開幕

明治から大正にかけて日本の第一世代の建築家として活躍した辰野金吾(1854-1919)が没して2019年で100年を迎えるのを記念して、美術を切り口に辰野の事績を振り返る「辰野金吾と美術のはなし 没後100年特別小企画展」(東京ステーションギャラリー主催)が2日、東京ステーションギャラリーで開幕した。
幕末の唐津に生まれ、幼いころから勉強熱心だった辰野金吾は、苦学の末、政府が設立した工部大学校でジョサイア・コンドルに学び、首席で卒業。3年間の英国官費留学を経て、帰国後は教育者、在野の建築家として活躍し、日本の建築界の近代化に貢献した。重要文化財に指定された代表作の日本銀行本店や東京駅のほか、裁判所、学校、住宅などその生涯でさまざまな建築を手がけた。
本展は辰野が留学時代に出会った洋画家・松岡壽との関係に着目し、学生時代の資料や東京駅の図面、松岡による絵画など約70点を3章に分けて紹介。また、日本銀行金融研究所貨幣博物館で開催中(12月8日まで)の辰野金吾没後100年に関する展覧会との連携企画(詳しくはこちらの記事をご参照)でもある。11月24日まで。

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