三菱一号館美術館では三菱創業150周年記念企画など。2020年の美術展、続々発表

東京・丸の内の三菱一号館美術館は、10月29日、「印象派からその先へー世界に誇る吉野石膏コレクション」展の内覧会に合わせて、三菱創業150周年となる2020年の展覧会の予定を発表した。
開館10周年記念 画家が見たこども展 -ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン
2月15日~6月7日
19世紀末のパリの前衛芸術家グループ「ナビ派」が目を向けた「子ども」に焦点を当てる。ボナール、ヴァロットン、ドニ、ヴュイヤールらの作品により、子どもを切り口に都市生活や近代芸術の展開を読み解く。
三菱創業150周年記念 三菱の至宝展
7月8日~9月22日
三菱のリーダーたちが収集した美術工芸品や古典籍の優品をまとめて公開する三菱創業150周年記念企画。静嘉堂文庫、東洋文庫、三菱経済研究所に収蔵されている国宝約12点、重要文化財約31点など計約100点が一堂に集まる。
1894 Visions-ルドン、ロートレックとソフィ・カル(仮称)
10月24日~2021年1月17日
旧三菱一号館が竣工した1894年に焦点をあて、三菱一号館美術館のコレクションの中核をなすルドンとロートレックの活動とともに、フランスの現代作家ソフィ・カルが同館所蔵のルドン「グラン・ブーケ(大きな花束)」から着想を得た新作を披露する。
