欧州随一の名門は、いかに驚異の収集をなし得たか 「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」開幕(東京・国立西洋美術館)

マリー・ルイーズ・エリザベト・ヴィジェ=ルブラン《フランス王妃マリー・アントワネットの肖像》1778年、油彩/カンヴァス

13世紀後半にオーストリアに進出後、同地を拠点に勢力を拡大し、広大な帝国を築き上げたハプスブルク家の世界屈指のコレクションを紹介する「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」(国立西洋美術館ほか主催)が19日、国立西洋美術館で開幕した。
ヨーロッパの歴史の表舞台で常に脚光を浴び、オーストリア系とスペイン系に系分化しながら、数世紀にわたって広大な領土と多様な民族を支配し続けた、欧州随一の名門・ハプスブルク家。同家の人々は、豊かな財とネットワークを生かし、絵画や工芸品、武具などからなる世界屈指のコレクションを築いたことでも知られている。その集品の主要部分は、1891年に開館したウィーン美術史美術館の礎となった。
本展では、同館協力のもと、約100点の品々から、同家の個性豊かな人物たちを紹介しつつ、収集の歴史をたどり、コレクターごと、時代ごとにその個性や傾向を浮き彫りにしていく。2020年1月26日まで。

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