100年目の再会。過去最大31件が集結! 「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」開幕(京都国立博物館)

分割され、別々の所有者のもとで秘蔵された鎌倉時代の名品「佐竹本三十六歌仙絵」、離れ離れになった断簡を過去最大となる規模で集めた「流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」(京都国立博物館ほか主催)が、京都国立博物館で開幕した。
三十六人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描き、かつて二巻の絵巻物として、旧秋田藩主・佐竹侯爵家に伝わった「佐竹本三十六歌仙絵」。いまからちょうど100年前の大正8(1919)年12月20日、日本美術史を揺るがすような大事件が起こる。この日、当代一流の財界人や茶人数十名が、品川・御殿山の益田孝(鈍翁)邸「応挙館」に集まり、それぞれ抽選くじをひいて、購入する歌仙絵を割り当てられた。
それから100年。持ち主を変えながらも、大正・昭和・平成・令和と世を超えて伝えられた、国宝級の秘宝「佐竹本三十六歌仙絵」。本展は、平安・鎌倉時代に花開いた王朝美術の名品とあわせて、離れ離れとなった断簡37件(三十六歌仙に住吉大明神図を加え三十七図)中31件が一堂に会する、貴重な機会である。11月24日まで。
※会期中展示替えあり
前期:10月12日(土)~ 11月4日(月・休)/後期:11月6日(水)~ 11月24日(日)

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